悔しいと思えるのは才能?無念な気持ちを次に繋げる方法
「勝負で負けてしまった」「失敗したのが悔しい」など、心残りがあった時に生じる悔しいという感情。
悔しいと思えることは才能なのでしょうか?また、悔しいと思える才能を活かすにはどうすればいいのでしょうか?
今回の記事では、悔しいの意味や、悔しいと思えることは才能かどうか、悔しいと思える才能が無駄になってしまうケース、悔しいと思える才能を活かす方法について紹介します。
悔しいと思える才能を無駄にしないためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
悔しいと思えることは才能?
学校の成績や職場での評価など、悔しい思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、悔しいと思えることは才能という意見があります。
果たして、悔しいと思えることは才能なのでしょうか?
「悔しい」の意味
まず「悔しい」とは、どのような状態のことを指すのでしょうか?
goo辞書によると、「悔しい」とは以下の意味を持つ言葉です。
物事が思うとおりにならなかったり、はずかしめを受けたりして、あきらめがつかず、腹立たしい気持ちだ。残念でたまらない。 後悔される。くやまれる。 |
「悔しい」の類語には、「申しわけない」「残念」「心残り」「無念」などの言葉が挙げられるでしょう。
悔しいと思えることは才能か
「悔しい」という感情を抱けることは、才能なのでしょうか。
結論から述べると、悔しいと思えることは才能であると言えます。
悔しさ自体は、類語にもあるように「残念」や「心残り」など、ネガティブなイメージを孕むものです。
しかし、この悔しさは次へのモチベーションとなり得ます。
例えば、大学受験に一度落ちて悔しい思いをした場合、来年の大学受験に向けて勉強に精を出すことができるのです。
このように「次へのモチベーションを持てる」という点は、悔しいと思えることが才能である理由と言えるでしょう。
悔しいと思う時点が才能がある
悔しいと思う時点で才能がある可能性があります。
悔しいと思うということは、「自分には出来る」という期待があるためです。
例えば、「海外留学できなくて悔しい」という場合、「自分には英語を勉強できるポテンシャルがある」「海外生活を楽しめる自信がある」という思いから悔しさが生じます。
つまり、「英語を勉強できるポテンシャル」や「楽しめる自信」という才能があるということです。
そのため、悔しいと思う時点で才能がある可能性が高いと言えます。
悔しいと思えない場合
悔しいと思えることは才能があると説明しましたが、だからと言って「悔しいと思えないのは才能がないから」ということを意味しません。
もし悔しいと思えないのであれば、それは自分がやりたいことではない可能性があります。
そもそも実現したいとそこまで思っていないため、悔しさを感じないのです。
そういった場合は、自分の方向性や目標を見直すきっかけとなります。
他にも、元々冷静な性格で悔しいとあまり感じない人も存在するため、「悔しいと思えないのは才能がないから」ということはないでしょう。
悔しいと思える才能が無駄になってしまうケース
先述した通り、悔しいはネガティブな意味合いが少なからず含まれる言葉です。
そのネガティブな側面に焦点を当ててしまうと、せっかくの才能を活かすことが難しくなります。
ここでは、どのようなケースで才能が無駄になってしまうかを確認していきましょう。
自信をなくす
失敗をした当初は悔しいと思っていたものの、徐々に自信をなくしてしまったという人が見受けられます。
自分には出来ると思っていた分、失敗したショックが大きいのです。
特に完璧主義やプライドが高い人は、理想と現実にギャップがあるとショックを受けやすくなります。
しかし、「自分が劣っている」「自分にはできない」と思ってしまうと、モチベーションを保つことができません。
そのため、悔しいという感情を前向きなエネルギーにつなげることが重要なのです。
感情的になる
悔しさが度を越すと感情的になってしまう可能性があります。
もちろん、人間誰しも感情的になる瞬間は必要ですが、感情的になりすぎると気持ちが落ち着かなかったり、周りと上手くコミュニケーションを取れなかったりします。
例えば、怒りを身近な人にぶつけたり、1日中泣き続けたりしても、次に向けて動き出すことは難しいでしょう。
感情的にならないように自分をセーブしながら、悔しいという感情を前向きに捉えることが大切です。
周りと比較する
周りと比較することで、悔しさを感じている人は注意が必要です。
周りと比較することで劣等感を覚えたり、妬みや嫉妬心が芽生えたりします。
しかし、取り組み方や状況、意欲などは、個人によって大きく異なります。
そのため、他人に基準をおくのではなく、自分を基準に考えることが大切です。
例えば、「相手が〇〇できているのに自分にはできない」ではなく、「昨日は〇〇できなかったが、今日は〇〇ができた」など、過去の自分と比較することで成長度を実感できます。
悔しいと思える才能を活かす方法
悔しいと思える気持ちをどう次に活かせばいいのでしょうか?
悔しいという感情に向き合う
まず悔しいという感情に向き合うことが大切です。
自分が何に対して悔しいと感じているか、どうして悔しいと思うのかを客観的に理解します。
悔しいと感じただけで終わらせないためにも、こういった分析を行うことで、自分が次に取り組むべきポイントが明らかになるのです。
具合的には、ノートとペンを用意して、自分の感情を書き出してみると良いでしょう。
これは「エクスプレッシブ・ライティング」という手法で、ネガティブな感情を整理することができます。
さらに、思考が整理されて、気持ちが落ち着きやすくなります。
改善策を探す
悔しいという感情を落ち着かせた後は、改善策を探すことをおすすめします。
この段階では、自分が何に対して悔しいと感じたかが明らかになっているので、具体的なアプローチを考えやすいのです。
例えば、「毎日勉強時間を確保できず、テストに落ちたのが悔しい」という場合、「毎日勉強を継続すること」に課題があることがわかります。
毎日勉強をするにはどうすればいいかを考えれば、隙間時間を有効活用する、休日に集中的に勉強するなど、改善策が見つかりやすくなるのです。
やるべきことに励む
改善策がはっきりした後は、目標を達成するためにやるべきことに励むことが重要です。
ただ闇雲に取り組むのではなく、スケジュールを設定することで、より効率的に取り組むことができます。
例えば、「半年後のTOEICで900スコアを取る」場合、今月はボキャブラリーを暗記し、来月から実践問題に取り組むなど、目標に向けて必要なタスクが明確になります。
モチベーションを保つのは決して簡単なことではないですが、一度体験した悔しさを思い出して、継続して努力しましょう。
しっかりと休養を取る
しっかりと休養を取ることも、悔しいと思える才能を活かす上で欠かせません。
悔しいと思う場面では、多くのエネルギーを使います。
次へのモチベーションに繋げ、目標達成に向けて行動することは、もちろん大切ですが、適度に休養を取るようにしてください。
休養を取らずに無理してしまうと、身体に支障をきたしたり、やる気がなくなったりしてしまいます。
悔しいと思える才能を活かそう
今回の記事では、悔しいの意味や、悔しいと思えることは才能かどうか、悔しいと思える才能が無駄になってしまうケース、悔しいと思える才能を活かす方法について紹介しました。
悔しいと思えることは才能の一つです。
まず悔しいと思うほど、取り組みたい目標があること自体が素晴らしいことです。
妬みや嫉妬、自信の欠如などのネガティブな感情にならないように、悔しさとは正しく向き合う必要があります。
しっかりと休養を取り、無理をしない範囲で目標達成に向けて努力をしましょう。